「フレイル」について

フレイルとは

フレイルとは、加齢により心身が老い衰えた状態を指すます。

具体的には、病気ではないけれど、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、

介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態を指します。

一般的に用いられる基準として、

下記5項目のうち3項目以上該当するとフレイル、

1または2項目だけの場合には、フレイルの前段階であるプレフレイルと判断されています。

1、体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少

2、疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる

3、歩行速度の低下

4、握力の低下

5、身体活動量の低下

東京都健康長寿医療センターが2020年に発表した調査によると、

入院や施設入居していない65歳以上の中で、8.7%がフレイルであるとのことです。驚きですね~。

フレイルになると、仮に入院や施設入居していなくとも外出の機会が減り、

人と社会とのつながりが少なくなることが指摘されているそうです。

加齢による心身の機能低下を防ぐにはもちろん限界がありますが、

できる限り人との関わりを持ち健康寿命を延ばし、長く社会生活を送るための対策

をして行くことが課題になりますね。

そんなフレイルについての最新事情をご紹介します。

・「お肉」を食べることが、高齢者のフレイル予防に有効である可能性!―都健康長寿医療センター研究所

・人生100年時代は「筋力」が財産 「指輪っかテスト」で転倒・骨折リスクをチェックしよう

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・要介護の原因「フレイル」状態、社会交流が高い人ほど低リスク

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